ビワ茂木 5号｜果樹04-PA | 果樹 | 赤塚植物園オンライン　花の音

[ビワ茂木]
ビワといえば「茂木」といわれるほど全国50%以上のシェアを占める品種です。100年前に発見された品種ですが、未だに人気は衰えない優良品種です。
大きさは約40~50g、果肉が軟らかく甘味多く、酸味が少なく食味が良い品種です。
がんしゅ病には弱いですが、裂果、そばかす症等の果皮障害が少なく、果形も整っており、外観は美しいです。糖度高くないが、酸含量が少ない為、熟期直前でも収穫可能です。
収穫期は5月下旬より。作り易く豊産性です。1本で実がなります。

[ビワ]
気品のある香りとみずみずしさが特長のビワは、抗酸化作用があり、古来から中国やインドで「薬樹」とされてきました。βカロテンや抗酸化作用が高いポリフェノール類が豊富に含まれています。
無農薬で栽培できる家庭向きの果樹として人気で、何もしなければ背は高くなりますが、整枝で低くつくることもできます。
耐寒性がやや弱いため、最低気温が-2℃以下になる地域では露地栽培は難しいかもしれません。寒害の心配がある地域では「田中」など耐寒性の高い品種がおすすめです。

[育て方]
●鉢植えの場合
8~10号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の割合で植え付けます。-5℃以下が続くと実が成らない場合がありますので越寒に注意します。肥料は植え付け後1ヶ月と毎年春先に玉肥を3~5個鉢の周りに埋め込みます。

●庭植えの場合
冬の暖かい地方でないと実を付けません。強い北風のない南側の暖かい所を選んで植え込みます。肥料は毎年3月頃、乾燥鶏ふん、油かす等を混ぜ溝を掘って埋め込みます。
3~4月頃、小果、病害果等を摘果することを忘れない様にします。

植え付け後3年くらいで成り始めます。

[ご注意]
時期によっては葉の色などが写真と異なる状態なことがあります。また、配送サイズに合わないほど大きな株に生育してしまった場合は、適時剪定をほどこすことがあります。

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